小泉今日子さんも経験！ミッドライフクライシス

ミッドライフクライシスってご存じですか？
「人生の曲がり角」「中年の危機」などともいわれますが、40代から50代くらいの人生の中盤と言われる年代に、これまでの人生や自分のアイデンティティについて葛藤したり不安を感じたりすることをいいます。

様々な体調不良や精神的な落ち込みも引き起こす上に、誰もが陥る可能性があるんです💦

あのキョンキョンも陥ったミッドナイトクライシスについて詳しく！

キョンキョンも経験した人生の曲がり角

NHK総合で9月17日に放送された「クローズアップ現代」。そのテーマは「ミッドライフクライシス～“人生の曲がり角”をどう生きるか～」。

ミッドライフクライシスに向き合う小泉今日子さんの単独インタビューが放送されました。正直この番組をみるまで、私は勝手にこういった中年の危機と彼女は無縁だと思い込んでいました。

だってキョンキョンといえば、いわゆる「花の82年組」という、アイドル黄金期の中でもトップ中のトップアイドル。それでいて”可愛い”でけのアイドルの型にははまることなく、常に時代の先端をいくような人で。

歌手としてはもちろんのこと、女優業でも確固たるポジションを確立。結婚、離婚をへてもいつもどこかゴーイングマイウェイで、颯爽と我が道を行ってるイメージだったので、ミッドライフクライシスとはまったく結びつかなくて💦

収録後の小泉今日子さんのコメントで

「40代で子どもを産むチャンスがもう限られていると思った時にすごく悲しくなって、子どもを抱いた人と擦れ違うのも、ちょっと“かすっ”と痛いみたいな感覚を抱いたことがありました。自分自身も誰かの経験や言葉に救われて、そうか、その手があったのかって、助けられることが結構あるので、私も積極的に言葉を伝えて誰かの励ましになればいいなと思います」と自身の経験を明かしています。

ミッドライフクライシスとは

ではそもそもミッドライフクライシスとは何なのか？

心理カウンセラーの下地まいこ先生によればミッドライフクライシス₌人生の迷子状態

ミッドライフクライシス（中年の危機）とは？

４０代以降、人は様々な役割やプレッシャーを抱え、時にはその重荷により人生の輝きを失いがちです。

発達心理学者のエリク・エリクソンは、４０～６５歳までを成人後期と区切り、その時期に達成されるべき課題があると唱えました。課題の達成がなしえなかった場合、「ミッドライフクライシス（中年期に訪れる心理的な危機）」に襲われます。早い人では３０代後半からミッドライフクライシスに陥る人もいます。一説では、約８０％の人が中年期にミッドライフクライシスを経験するそうです。

ミッドライフクライシスの恐ろしいところは、一見順風満帆に人生を歩んでいるように見える人でも陥る可能性が高いことです。そして多くの場合、本人が自分の不安定さを自覚していません。

この「ミッドライフクライシス（中年期に訪れる心理的な危機）」は、日本における４０代以降の自殺率の増加にも影響しているのではないかと考察されており、きわめて深刻な問題なのです。

まいこ先生のKOKORO保健室

全国の40～60代以上のYahoo! JAPANユーザー男女2000人に実施されたアンケート（2024年3月19日）では

「日々の生活の中で虚無感に襲われることはありますか？」との質問に、約半数である49.5％の人が「ある」と回答。 「ある」と答えた方を対象に「それはどんな時ですか？」と聞くと、「これから先の人生を考えた時」「仕事がうまくいかない時」などの声がある一方で、「常日頃思っている」「なんとなくいつも」など、きっかけがなくても虚無感に襲われるという声も多く寄せられました。

さらに「残りの人生を考えた時、『今の自分のままでいいのか』と焦燥感に駆られることはありますか？」との問いに、「ある」と答えた人は41.6%。「ある」と答えた人に「その気持ちをどうやって解決していますか？」と聞くと、「どうにもできないので、諦めた気持ちで過ごしている」など、解決できないという声が多くみられました。

ミッドライフクライシスの怖いところ

この危機の怖いところは当の本人も無自覚であることが多いということ。

「なんだか最近モヤモヤすることが多い」「よく眠れない」「どこがというわけでなないけど体調が良くない」など、なんとなくの不調から始まる人も多く、実際にその原因も様々。

女性であれば出産リミットの問題や更年期による体調不良、親の介護や子供の巣立ちといった環境の変化など。男性であれば仕事関係、社会的地位や収入の変化といった問題など、その要因も多岐にわたります。

特に身近な人が病気になったり亡くなることも多くなる年代。
人生の折り返し地点に立ったことで、残りの人生を意識し、漠然とした不安にかられるのは当然のことかもしれません。

ミッドライフクライシスの克服法

ではこの危機をどうしたらいいのか？

まず大前提として、この危機を自覚することが大事かもしれません。自分もそうかもと。
その上で、何かすこしでもいいから”今を変える”行動がカギ。

私の経験もふまえ、具体的な例をあげますと

体を動かすこと

心が沈んでいるときは運動がおすすめです。体を鍛えるのはもちろんですが、気分転換やリフレッシュに最適。ジムなどに通う必要はなく、ウオーキングや散歩でも十分です！私も気分が沈んだ時は歩きます。最初は毎回億劫さんですが、歩きはじめると気持ちが上がってきます♪

同年代で集まると感じるんですが、運動を継続している人は明らかに元気です。特に犬を飼っていて、強制的に散歩を毎日させられているという友人たちは、気力体力ともに若い気がしますね。

新しいこと、新しい学びを始める

正直いって若い頃に比べて何かを始めるのがシンドイ・・・(>_<)
それは痛いほどわかりますが、そこを一歩超えることが重要で。

昔やっていてやめてしまったことだったり、最近韓国ドラマにハマってるから韓国語を覚えたい、そんなんでもいいんです。
今ならどこかに習いに行かなくても、youtubeでもいろいろ学べますからまずは興味のあることに挑戦することから始めてみるのも。

私自身、ミッドライフクライシスを意識したわけではないんですが、40代になってから本格的にアロマの勉強を始めまして。資格試験も３つほど受けたんですが、記憶力の低下に苦しみまつつも今となっては楽しかったことしか覚えてないです♪日々新しいことを学ぶ感動や施術をすることで誰かに喜んでもらえる快感だったり。

何歳になったって、何かに夢中になるできるんだって実感しました。

自分の思いを文字に書き起こす

普段思っていることを文字に起こすって、すごくストレス解消になります。
スマホやPCでもいいですが、一番のおすすめはノートに書き起こすこと。
誰に見せるわけではないので、かきなぐりでもいいです。そこに日々の思いのたけをぶつけていくと、自然と心の整理がつくといいますか。
寝る前の数分でいいので、とにかくまずは書いてみる！
自分でも気づいてなかった感情を自覚できたり、気持ちの整理ができたりするのでおすすめです。

ファッションを変える

これはちょっと人によるかもしれませんが💦

私の場合、見た目を少しでも変えると自分の意識も変わるというか。
正直、体型も変わってきて、昔着ていた服が似合わなくなったり。オシャレをして出かけることも少なくなると「何着てもいいや」って気分になってきて、無難な服ばかりを選ぶように。

でもそうやって適当に服装を選んでいると、自分自身もそうやって扱ってしまってるというか。

気持ちを上げるには、外見の力を借りるのも一つだと思うので、あえてちょっと攻めた色やデザインを選んでみるのも手かと。私の場合はわかりやすいので、ちょっと褒められただけでもテンションMAXに上がるので、この方法はよく使います。

まとめ

ラジオや雑誌などで、中高年の悩みに多く接してきた小泉今日子さんが、「心の危機」についてこう語っています。

「心って入れ物のような感じになっているとしたら、役割としてお母さんとか会社の偉い人とか色んなことになっちゃうと、いっぱいいっぱいいっぱいに埋めて、その経験が、詰めたものがいらなくなったから、スポッと抜けちゃうじゃないですか。その空っぽな時ってすごい寂しく感じるんだろうなと思いますね」。

さらに中高年のためのイベントも開いている中で「そういうことだけでも日々が変わるかもしれないなって思ったりして。今は同世代をとにかく元気にしたい。同時に私も元気になりたいみたいな感じでやらせてもらってる」とも。

私自身、無意識のうちに感じることがあります。

あ~私ってなんて空っぽなんだろう。
もう若くないし、この先に大していいことはないかも・・・

年齢という定義に振り回されたり、他人と比べて自分を見失うことも。

だからこそ、自分を「再定義」することが大事なのかもしれません。

残りの人生をどう生きたいのか！決めるのは自分！！

自分にとって大事なこと、譲れないことは何なのか？

これまでの人生を変えることはできませんが、この先の人生は自分次第！

このブログを始めたきっかけが私が50歳に突入し、人生も折りかえしに入った今、何か楽しいことを始めたい、追究したい。そして、それを多くの人を共有したいというのがありまして。まだまだ多くの人に届けるまでには至っていませんが、日々人生を楽しめる情報を発信していきたいと思っています。

生きてきた道は人それぞれ。

それを活かした何かを見つけてもいいし、まったく新しいことに挑戦するもよし。

一番よくないのは停滞することだと思うんです。
自分のペースで、ほんのわずかでもいいから日々チャレンジを重ねることが、ミッドライフクライシスを乗り越える鍵になるかもしれません。